オッショイ!ゲンキby博多

2015年5月1日

妙楽寺

みなさん、こんにちは!
新緑が美しい季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は博多区にある「妙楽寺」に行って参りました。
「妙楽寺」は正和5年(1316)、月堂宗規によって開山されました。
遣明使一行が宿泊するなど対外交渉の一拠点となっており、博多商人とも関連の深い寺院です。
境内には貿易に従事し家産を興し豊臣秀吉の知遇を得て、戦火によって荒廃した博多の町を復興、
町割りにも貢献した博多商人三傑の一人、神屋宗湛の墓があります。

また、今では日本の菓子として欠かせない「ういろう」が中国から伝わった伝来の地でもあります。
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その昔、中国から博多の妙楽寺に亡命してきた医者の陳宗敬の一族が
「透頂香(とうちんこう)」という万能薬を作り、これを将軍足利義満に献上していました。
ですが、この「透頂香」が大変苦かったため、口直しに米粉で作った菓子を添えて出していたものが
「ういろう」の由来と言われているようです。

このように、古くから大陸との貿易が盛んに行われていた博多の町には、
あらゆる場所に歴史を感じるものが残されています。
福岡にお越しの際は、ぜひ、博多の町を散策してみてくださいね!

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